中学受験の算数をマスターし
志望校への合格を確かなものに!!
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塾選びは先生選び – 中学受験の進学塾を選ぶ際に知っておくべきこと

中学受験の進学塾選びで悩まれる方は多いと思います。進学塾を決める際は合格実績やカリキュラムを見ることが多いですが、実際に子どもの成績を伸ばし、志望校合格へと導くのは、日々指導する先生たちです。しかし、多くの塾では大学生アルバイトが講師であり、その経験不足が不安要素となることもあります。この記事では、大学生講師のメリットと課題を詳しく解説し、どのようにして良い先生を見分けるかをお伝えします。最後まで読むことで、塾選びで失敗しないための具体的なポイントがわかります。

中学受験の進学塾を選ぶ際、多くの保護者は合格実績やカリキュラム、教育方針などに注目するでしょう。しかし、実際に子どもの学力を伸ばし、志望校合格へと導くのは、直接指導する先生たちです。そのため、「塾選びは先生選び」と言っても過言ではありません。

もっとも下記のような犯罪に関わる講師は論外です。

>>「四谷大塚盗撮」別の元講師も逮捕…共謀か、7歳女児の動画送信を依頼し受け取った疑い

この記事ではそのような講師の話は割愛したいのですが、犯罪傾向がある講師がそもそも働けないように、下記のような環境がある塾は安心できます。

  • 監視カメラ
    各教室に監視カメラがつき、更に常時録画されている環境
  • 正社員の職員数が多い
    正社員の職員が多い教室で、特に女性職員がいる環境

なぜ先生が重要なのか

中学受験で合格を勝ち取るためには、学校の授業レベルの学力だけでは到底カバーできません。
そのため、子供たちに中学受験レベルの学力をつけさせるために、塾の先生には以下のような力が求められます。

  1. 深い教科知識
    特に算数は数学と解き方が全く異なる場合があり、数学が得意だからといって算数が教えられるとは限りません。
  2. わかりやすい説明力
    小学生に理解できる言葉で、さらには学習していく上で何が足りないかを見極めながら教えることが求められます。
  3. 生徒のやる気を引き出す力
    進学塾の授業時間は60分から120分と小学校の授業に比べて非常に長いです。
    集中力が平均すると20分くらいしかない小学生を教える場合、精神的にも成長期にある中高生を教える場合に比べて、雑談の時間や発言を促したりするなど、集中力ややる気を途切れさせない工夫や教務力が必要です。

これらの力を持つ先生が通うことになる進学塾にいるかどうかで、子どもの学習効果は大きく変わります。

大学生講師の実態と中学受験指導における課題

私自身、かつて別な進学塾で室長として働いた経験があり、そこでは中学・高校受験の指導をしていました。
その経験や他塾から移動してきた同僚の経験談をもとに書いていきたいと思います。

そういった大学生講師主体の塾は「歳が近いから親しみが持てる」といった売り文句で生徒を集めています。
確かに、年齢が近いことで質問しやすい雰囲気は作りやすく、高校受験対策の場合、この親しみやすさが生徒との良好な関係構築に役立つことがあります。
また、高校受験と大学受験では重なる知識や技術も多く、大学受験から月日が経っていない大学生講師でも、教える面で大きな問題は生じにくいのが実情です。

しかし、中学受験指導においては状況が大きく異なります。
生徒が小学生という幼い子供である点で中高生とは理解できる言葉が違うこと、算数と数学では解き方が異なる部分が多い点などです。

そもそも、進学塾の本来の目的は、志望校合格に必要な知識や技術を学ぶことです。
「親しみやすさ」は、それらをきちんと習得できる環境があって初めて価値を持つもので、歳が近いだけで親しみやすいかというと、そういう訳でもありません。

中学受験指導において、大学生講師には以下のような問題点があるため、塾にも講師をサポートする取り組みが必要ですが、そういったサポート体制ができていない塾は凄く多いです。

  1. 教科知識の不足
    中学受験を経験していても基本的な解法を忘れていることも多いです。
    つるかめ算など、中学受験でよく出題される問題に対応できなかったり、面積図など中学受験に特有な方法での解き方をきちんと解説できなかったりして、方程式のみで教えてしまったりします。
  2. 指導経験の不足
    小学生に対して、効果的な教え方を身につけていない場合が多いです。
    特に、研修を3日くらいして、あとはOJTで何とかするする塾は要注意です。
  3. 大学生の本業は学生
    大学生も自分自身の勉強があります。
    前期、後期で大学の時間割も変わればアルバイト先の塾で働く曜日も変わります。
    そもそもアルバイトなので長期間、先生としてその塾にいる保証はありません。
    塾によってはアルバイトの寿命(在職期間)が平均3ヶ月というところもあります。
    科目によって1年に先生が6回も変わるなんてこともあったりします。
    その場合、継続して生徒を指導していくことが困難と言えるでしょう。

これらの問題点は、中学受験特有の専門的な内容や、小学生を指導することの難しさ、そしてアルバイトという不安定な身分から生じています。
そのため、中学受験の指導においては、経験豊富な専門講師の方が適していることが多いのです。

大手塾の状況はどうか?

多くの塾では、講師の大部分が大学生アルバイトです。
各塾の講師募集のサイトを見ると大学生講師がいない進学塾は日能、準大手となると進塾くらいではないでしょうか。
SAPIX四谷大早稲田アカデミーなど、ほとんどの大手の塾は大学生講師が授業を受け持っています。

塾選び=先生選びで失敗しないために

では、通うことになる進学塾に、きちんとした先生いるかどうかを見分けるにはどうしたら良いのでしょうか。

大学生が主体の塾でも以下のポイントをチェックすることで、子供を預けても良いかどうかを判断することができます。

  1. 専科制を採用しているか
    一人の先生が複数の教科を担当するのではなく、各教科のスペシャリストとして指導する体制であるか。
    一人の講師が科目を何個も掛け持ちしているようなところは注意が必要です。
  2. 十分な研修期間があるか
    新人講師に対して最低1ヶ月以上の研修期間を設けているか
    2〜3日程度の研修を経て、あとはOJTをしながら教壇に立つなど論外です。
  3. 説明がわかりやすいか
    体験授業に参加することで、子どもが理解しやすい説明ができているか、コミュニケーションが取れているかを確認しましょう。

まとめ

中学受験の成功は、適切な指導を受けられるかどうかにかかっています。
塾選びの際は、華々しい合格実績だけでなく、実際に指導する先生の質にも十分注目しましょう。
良い先生との出会いが、学力向上と志望校合格への近道となるはずです。

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